
今日は変わったお仕事だったのでご紹介。
着うたのお仕事です。
大概RECの仕事ってのは、誰かの伴奏だったりするんですが、今日は携帯電話向けにレコーディングです。
最近着うたって流行ってるようで(僕はローテクなんで、設定の仕方も謎ですが)、老若男女に需要があるようです。
んでも、CD通りの曲が携帯から流れるのはちょっと恥ずかしいって人向けに、管楽器や弦楽器で歌の代わりをするって訳です。
ってことで、今日は歌モノをサックスでやるには?
をテーマにブログでも書きます。
さて、歌をそのまま譜面にすると、意外と複雑になります。
声ってのは、案外自由に音程を行き来できるの上に、そのつながりは非常に滑らか。
従って、ピアノや管楽器でその譜面のまま演奏すると、ちょっとぎこちなくなってしまいます。
そんな声と楽器の溝を埋めるために、サックスではいろいろな小技を駆使して歌に近づけます。
まず第一歩。
歌の重要な要素を確認します。
ちょっとしたニュアンスをバシーっと省略。
んで次。
サックスで再現できそうなニュアンス部分を抽出。
それぞれの部分に対し、どの奏法が有効か確認します。例えば、
・ちょっとした音程のニュアンス→ピッチベンド+ハーフタンギングorゴーストノート
・飲み込む様な歌詞の部分→ハーフタンギング+変え指
等等。
後は、タンギングの強弱や音量・息の入れ方、音の切り方で歌に極力近くなるように演奏します。
最後に。
サックスならでわのニュアンスをプラスします。
声に近づけるだけなら、結局“声が一番じゃね?”って事になります。
が、ここはやはり、“サックスでやってもイー感じじゃーん?”って要素が欲しいですからねー。
そこで、部分部分にサブトーンでの枯れた音色の配置や、アクセント位置を歌と変えて“サックスらしく”演奏する箇所を足してやります。
こうすると、サックスでそれなりの演奏に聞こえるようになります。
どんなときでも、“サックスだからできる事”を大事にしましょう。
サックスやる方の多くは、流行のJ-POPなどを演奏する機会が必ずあると思います。
そんなとき、まず歌のニュアンスを研究してそれに近づけ、仕上げにサックスらしさをまんべんなく振りかけましょう。
ってことで、今日はサックスで歌モノを演奏する!でしたー。